【理事の皆様へ

 ホームページ委員会では、取材をしていただける理事の方を募集しています。

 お子様の部活動等の取材をしてみたいと思う方は、お近くのHP委員か役員までお声かけください。

ホームページ委員会

 体育祭や両国祭等の学校行事を取材し、記事を作成、後援会HPに掲載します。

 取材や記事作成というと大変な感じがしますが、技術的な能力や経験は必要ありませんし、メンバーで分担して実施するので、負担感はありません。また、撮影機材についても普通のデジカメで大丈夫です。


2019年11月9日 中学1年 保護者講演会

 先生の

「大事な休みの時間に子供たちのために、保護者の方が3名、貴重な時間を割いていらしてくださいました。」 

「昔は親の背中を見て学ぶと言っておりましたが、今はなかなか親の背中を見て学ぶことはないです。今回は人生の先輩としてみんなでお話を聞いてみてください。」 

という挨拶から始まり3名の保護者の方の「仕事について」の講演が始まりました。

 

 

【A氏】:新聞社にお勤めで、紙の記事やネットに配信する記事を作られています。 

 

「何がニュースなのか」

 - 犬が人を噛んでもニュースにはならないが、人が犬を噛んだらニュースになる

 世の中で変なことが起きたらニュース。

 世の中で何かでたらめなことがあったらニュース。

 逆に素晴らしいことがあった時もニュース。

 ベルリンの壁の崩壊の時は高校生でしたが、ちょうどこの日(11/9)でした。 

この頃はまだネットがなかったので、朝テレビをみたかったので学校へ遅れて行って、学校の友人や先生にベルリンの壁の崩壊を言っても誰も知りませんでした。 

国の真ん中に壁がある、ソ連(現ロシア)の上空を通ると撃墜される、そんなでたらめなことがある時代でした。

 大人の世界では不公平なことや理不尽なことはありますが、今は昔よりはいい時代になっていると思います。

 今は冷暖房完備であったり、先生からビンタが飛んでくるということもなくなりました。

 最近だと首里城が燃えてしまいました。

 どうしてこんなことになったのか、なぜスプリングラーがついていなかったのか、誰がどうしてつけないと決めたのか。

 取材をして、ここに間違いがあった、こういう意思決定があったのがダメだった等を知り、少しずつ意識を変えていけるのもニュースです。

 最近は変な事件が増えているのかというとデータを取ってみるとそうではなく、むしろ減っていっています。

 意識が少しずつ世の中を良くしようと変わっていっているからだと思います。

 働くということは ”世の中を少しずつ良くしていく、そしてその対価をもらうということ” です。

 ニュースで世の中の仕組みを少しずつ変えて良くしていき、たまに退化することもありますが、少しずつ良くしていって次の世代の人にバトンタッチをしていく、それが働くということだと思います。

 今皆さんはその準備をしているところです。

 そして私は趣味で作家もしております。

 お金の話をするとざわざわしますが、学校の図書館にもおいてもらえると思います。

 こちらの学校はすごく楽しくていい学校だと思いますので、6年間じっくり楽しんでいってください。(卒業生と他学年にご兄弟がおありで色々ご存知のベテランの保護者の方です)

 

 

【B氏】: 国の行政機関にお勤めで、太陽光発電関係のお仕事をされています。

 

 太陽光発電というと温暖化対策ということですごくいいものというイメージがあります。

 また、国産エネルギーで日本で作れるエネルギーであることも良い点です。

 半面悪いところもあり、山の木を切ってパネルを設置しているので大雨で崩れるのではないかという心配があったり、今まで神社の奥の景観が山や木できれいだったのに、パネルが出てしまって気持ち悪いという見た目の問題もあります。

 また動植物の生態系等への影響も懸念されています。

 昔塩田があった場所で、今は湿地帯になっているところにパネルを置いていますが、そこの生物に影響がないか等を調べる必要があります。

 これは環境アセスメントということで、事業予定地にどんな動植物が生息しているか、希少生物の有無等を調べモンタージュでイメージを作成し、地形や地質を調べて情報を公開し、住民や自治体から意見を出してもらうことが必要で、私はこのような仕事をしていました。

 仕事とは、対価をもらうことと社会とかかわることの二つあると思います。

 社会と関わるということは誰かから必要されていると思える事、また、個人として独立した存在として必要とされていることと思います。

 私にとって仕事をするということは、世の中をよくすることです。

 人生様々な経験を積んで自分を活かせる場での仕事は面白いですので、仕事をしない人生は考えられません。

 そして心がけていることは、色々な人の話を聞くことです。

 両者の間に立って物事が立体的に見えてきたら、ほんの少しでも世の中をよくするために自分のできることは何かを考えていきます。

 仕事は面白く、好奇心や探求心を持って色々なことにチャレンジしていってほしいと思います。

 生きていくためには楽しくない仕事もしないといけないこともありますが、できれば楽しく仕事をしていってほしいと思います。

 

 

【C氏】:人工芝でグランドを作る仕事をされています。

 

学生の頃は剣道部、アメリカンフットボールをしていました。

大学では建築と造園の勉強をして、ランドスケープという仕事をしたくて卒業後は8年ほど設計事務所にいて、その後人工芝の施工関係の仕事に就きました。

人工芝自体は工場で作られます。

人工芝を作るときには、職人さんや業者の方が多く、安全で行えるのか等みんなで打ち合わせながらやっていきます。

学生のみなさんが夏休みや冬休みの間に仕事をしますが、休みが明けて登校した時に

「やったー」「すげー」「うれしい」「おぉー」

そんな反応がうれしくて仕事をしています。

人工芝で練習すると怪我が少なくなります。

そのため選手が安定した練習場で練習すると、いつでも最高のパフォーマンスで試合に出ることができる。

そういう話を聞くと仕事はつらい時もありますが、頑張っていけます。

みんなが活躍してくれることが仕事のはげみになります。

人工芝は最初は土のグランドを平らにします。

その後重機が入って砂利の面積が増えていきます。

雨水を流すトンネルみたいな道を作り、その後砂利の面積を増やしていき、8割が砂利になります。

 人工芝の下は実はアスファルト舗装です。

 アスファルトは平らで長年使ってもへこみが少なく、耐久性に優れていて、人工芝を張るのも便利がいいからです。

 夏の暑さ対策でミストの出口があり、一から順番に人工芝を張って整備されていきます。

 最終的には学校のロゴや緑になって、サッカー場のラインやアメフトのラインが入れられてきれいになっていきます。

 いろんな職種の職人さんが、最終的にいいものになるよう頑張ってくれている、こういう仕事はなかなか目に見えない部分の仕事でもあります。

 このグランドを作るために集まった職人さんや作業員さんをワンチームと思っており、自分はその人たちが安全に作業できるようにしていっています。

 これからどういう仕事をするかを考えていくと思いますが、目に見えにくい仕事もありますので、目の前の事だけに惑わされず、色々な可能性を探していってほしいと思います。

  

 3名の保護者の方の講演後は、個々で様々な意見をお伺いし、あっという間に終了しました。

 中1の子たちには、将来を考えるという意味でとてもいい刺激になったと思います。